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食品・飲料

高品質、安全性、多様性

オーストラリアの食品・飲料産業は、原料の生産から加工、消費者への販売に至るまで多岐にわたります。食品の安全性や品質保証に関する厳格な制度や高度な加工技術により、品質の高い生産品を世界各国へ安定供給しています。多種多様な気候と広大な土地の恩恵を受け、バラエティーに富んでいます。

2015年1月に発効された、日豪経済連携協定(JAEPA)では、発効後10年間で両国の貿易額の95%近くの関税が撤廃され、オーストラリア側では全ての農林水産品、多くの工業品の関税が即時撤廃されました。中でも多数の食料品が関税即時撤廃や削減、原産地証明取得の簡素化などの恩恵を受けております。

オーストラリアは主要な食料輸出国であり、農地は国土の63%を占めています。 主な農産品は食肉、家畜、穀物、乳製品、羊毛、綿花、園芸作物、砂糖、ワインなどです。生産された農産品の約3分の2が輸出され、GDPの2%が農業生産によるものとなります。たとえば大麦の生産量は世界の3-4位ですが、輸出は数年間世界第1位を保っています。また牛肉の生産量も決して高くなく5-7位の間にありますが、輸出量は世界第3-4位となります。日本は過去オーストラリアにとって最大の食料輸出相手国だったのですが、現在は中国に次いで2番目となりました。日本向け主な輸出アイテムは、小麦、大麦、牛肉、乳製品、魚介類、ワイン、果物です。

オーストラリアには北部の熱帯から南部の温帯に至るまで、大陸を縦断して大きな気候差があり、各地域ではその自然環境に合った農産物を生産しています。地理的に他の大陸から隔絶されていることは、防疫上有利なポジションにあり、クリーンで安全といったイメージに結びつきます。船便コンテナの航海日数は2週間余りで、北米・南米、欧州と比べて輸送時間も短く、日本とは季節が反対であるため、時期によっては国内で調達することが難しい産品を供給することも可能です。

FandB Summary

オーストラリアの食料・飲料産業は、一次産品を大量生産する大規模企業は勿論、グルメ商品など比較的ニッチな需要に柔軟に対応できる中小規模の企業も存在しています。これらの企業は、食品メーカー、小売、フードサービスなど、あらゆるユーザーに様々な原料・製品を供給しています。オーストラリアの食品メーカーは、世界のどの市場でも通用するブランド商品を生産する一方で、グルメ、ナチュラル&オーガニックや機能性食品などの特産分野、ニッチ製品の生産にも積極的に取り組んでいます。

原材料が豊富に手に入る自然環境の下で食品が生産されていること、レベルの高い食品安全性、そして疫病がないことなどにより、オーストラリアは国際的に評価されています。「品質と安全性」は日本同様最優先事項であり、サプライチェーンは厳格な安全基準で管理されています。また、政府及び民間の優れた研究開発機関は、新製品の研究開発や包装・生産工程の改善など食品産業の革新的なプロセスを支援しています。

多民族・異種文化が混在するオーストラリアでは、それぞれのニーズに適した数多くの食品を幅広く供給できる基盤があります。特産品の多くは、欧州、アジア、中東からの影響を受けており、食品認証制度・基準はHACCPやISOはもちろんのこと、オーガニック、バイオダイナミック、コーシャーやハラールなど特定の条件を持つ製品にも対応しています。また、製品に備わる簡便性や値頃感のみならず、安全性・健康面への関心といった消費者動向に呼応するよう努力しています。 


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