サービス産業

活発な成長を続けるオーストラリアのサービスセクター

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サービスセクターはオーストラリアのGDPの約7割を占め、オーストラリア経済の高い雇用率と生産性に大きく寄与しています。金融サービス、エンジニアリング、コンサルティング・アドバイザリー、法務サービス、物流サービス、フランチャイズなど、その業種は多岐に渡ります。金融サービスに関して詳しくはこちらをご覧ください。

コンサルティング・アドバイザリー

コンサルティング・アドバイザリーの四大企業、プライスウォーターハウスクーパース、KPMG、アーンスト・アンド・ヤング、デロイト トウシュ トーマツは、オーストラリア市場においても会計監査やビジネスアドバイザリーサービスを提供しています。

これらファームは、自社のオーストラリア拠点において革新的なビジネスアドバイザリーサービスを構築し、海外ネットワークを通じて提供しています。PPP(官民連携)による環境・インフラビジネス分野でのコンサルティングが主力サービスとして挙げられます。

4社とも日本に拠点を構えており、分野横断的な協働関係を維持しています。

法務サービス

オーストラリアの法務セクターは年間100億豪ドルを上回る規模で、世界経済が停滞する中、現在も成長を続けています。2008-09年における法務サービスの輸出額は、2006-07年度から5%増加し、7億9百万豪ドルを計上しました。

オーストラリアの法律事務所のうち11社が海外37箇所に拠点を有しています。中でも、ミンター・エリソン、フリーヒルズ、マレソンズ・スティーブン・ジャック、クレイトン・ユッツ、アレンズ・アーサー・ロビンソン、ブレーク・ドーソンが上位6社とされています。全事務所ともアジアに確固たる基盤を築き、日本のクライアントも多岐に渡ります。

物流

世界第6位の国土面積と先進国最少の人口密度を併せ持つオーストラリアでは、高度な物流インフラとネットワークが構築されています。

国内の盛んな製造業や、石炭などの天然資源に対する世界需要がこのセクターを活発にしており、オーストラリア国内で生育・生産・採掘・消費される品物の数々が、日々輸送・保管されています。

トール・ホールディングスとリンフォックスの2社が、道路・鉄道・航空・海上輸送の最大手で、アジアを網羅する強固なネットワークを有しています。

トール・ホールディングスは、2009年にフットワーク・エクスプレスを完全子会社化し、日本での展開を活発化させています。

フランチャイズ

オーストラリアのフランチャイズ・ビジネスは、整った規制環境下で高度に発達しており、産業分野をまたいで活発な成長を続けています。比較的小規模な国内市場から海外市場へ目を向ける企業も多く、フランチャイズの輸出が拡大しつつあります。

現在、オーストラリアを拠点とするフランチャイズの27%強が海外展開しており、その殆どがニュージーランド、シンガポール、マレーシア、中国、香港、イギリス、アメリカをターゲットにしています。グロリアジーンズコーヒーやオージーペットモービルといったフランチャイズが有名です。

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