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【イベントレポート】Australian Wheat Technical Seminar

日時:2016年3月23日          会場:オーストラリア大使館

オーストラリア産小麦の用途、品質、機能性、麺用小麦開発に関して、Australian Export Grains Innovation Centre(AEGIC)、オーストラリア大使館農務部と共にセミナーを開催、日本の直接的小麦ユーザーである製粉協会、全粉協の各会員、および日本政府農林水産省ご担当にご協力をいただき、60名強の出席者にオーストラリア産小麦の最新情報をお届けすることができました。

Wheat Technical Seminar1

AEGICからは特に麺用小麦の品種ごと・用途ごとの色目、食感、もちもち感、タンパク値、製粉性、最終用途へ適用・汎用性などと共に銘柄資格に対する厳しい格付け基準、分別システム、品種改良に対する業界の取り組み状況などオーストラリア小麦の今と将来について説明されました。

また日本を含めた主要マーケットである各アジア市場ごとに異なるニーズと用途に対し、オーストラリアが各国の製粉業界とどのように取組んでいるかを紹介し、特にその中で日本の製粉業界との長年にわたる交流と情報交換プログラムが紹介されました。

オーストラリア産小麦は年間約2000万トン近くが輸出されこれは世界小麦貿易の15%、世界第5位の輸出大国となっている一方、競合国との違いとしてアジア・中東への輸出が90%を占めるという事実、また日本向けはオーストラリア小麦輸出全体の6%を占め、中には麺用小麦の開発など日豪で協力して進められるプログラムがあるなど、オーストラリアにとって重要な市場であることとが再確認されました。

さらにオーストラリア大使館農務部からは残留農薬・動物用医薬品検査局の役割について説明され、市場基準への適合の確認、問題発生時の速やかな解決の支援、市場基準遵守のための生産者教育など、輸出されるオーストラリア小麦の安全性確保への取組みが紹介されました。

日本企業の出席者の中からは「政府が主導して、大使館という場所を使って小麦輸出の今後の説明を受けたのは今回のオーストラリアが初めて。日本の業界としても高く評価している」というお声を頂戴しました。