For International

【投資】オーストラリアで人工眼「バイオニック・アイ」の研究に1千万豪ドル

2013年7月11日

オーストラリア政府は人工眼「バイオニックアイ」の研究グループに対し更に1千万豪ドルの補助金を支給する。

イノベーション大臣キム・カー上院議員はこの研究が医療の分野において世界で最も重要なブレークスルーにつながるかも知れないとメディア向け発表のなかで語っている。同氏は「この資金援助で、世界中の何千という人に視力を与える、あるいは取り戻させるべく世界レベルの研究者グループがまた一歩前進できる」と話す。

メルボルン大学が主導するバイオニック・ビジョン・オーストラリア(BVA)とモナシュ大学率いるモナシュ・ビジョン・グループ(MVG)はそれぞれバイオニック視力を提供するための、異なってはいるが相互補完的な手法の研究を続けている。
オーストラリア研究評議会(Australian Research Council)は、すでに初期試作品の生体埋め込みを実施しているBVAに対し補助金8百万ドルを追加支給する予定。

2014年BVAは技術者と外科医との共同で設計やテストを行ったうえ、使用者が広角かつ高度に鋭敏な視力を得られるような人工眼の開発を手がけることになっている。これは次世代人工眼を使って生体テストを次の段階に進めるための準備段階である。

MVGは最近、視神経を損傷した患者の脳にワイヤレスで直結してアシストするタイプの試作品”Gennaris”を公表した。MVGへ提供される190万ドルの補助金は、来年予定されている生体テストに先立ち人工眼をさらに精巧なものへと進歩させるのに役立つであろう。

 

* 2014年以降については、両グループとも他からの資金援助を求めることにしている。これらのプロジェクトに対するオーストラリア研究評議会の補助金は、同評議会の取り組みの一つ「バイオニックビジョン科学技術における特別研究構想(Special Research Initiative in Bionic Vision Science and Technology」のもとに支給されている。2010年以降支給された補助金の総額は5千万ドルに上る。