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【ニュースリリース】視線計測装置による自閉症スペクトラム症評価に関するオーストラリアでの治験が完了

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2020 年よりオーストラリアの研究機関と株式会社JVCケンウッドが共同で進めていた、視線計測装置「Gazefinder(ゲイズファインダー)」による自閉スペクトラム症(以下、「ASD*」)評価に関するオーストラリアでの治験が完了したとの広報発表がありました。

発達障がいの一つであるASDの世界における有病率は1~2%と言われており、発症時期は通常3歳以前であるそうです。しかし、幼児の行動観察・評価などによる診断は非常に難しいことから、早期診断や子供たちに対する適切な介入の遅れにつながっていると指摘されています。

GazefinderはJVCケンウッド社が開発した視線計測装置で、これを用いたASDの早期診断を目指し、浜松医科大学 子どものこころの発達研究センターおよび大阪大学大学院 連合小児発達研究科らとASD診断応用に関するの共同研究が2011年に開始されました。 2015年度から2018年度には国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED) より「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業」などの支援を受け、大学病院等での臨床研究および開発を継続した実績もあります。

今回の治験のサイトであるLa Trobe大学やTelethon Kids Instituteをはじめとするオーストラリアの研究チームは、出生から就学までの幼児におけるASDの早期発見・診断・介入に関する研究で国際的に高い評価を得ていることから、オーストラリアがGazefinderの臨床研究開発のパートナーとして選ばれました。

本治験は、前述の2サイトにて2020年1月から開始し、ASD評価プログラムを搭載したGazefinderを用いて、200人を超える2~4歳のASDと診断された被験者および定型発達の被験者に対して評価が行われました。従来の医師による診断結果や研究チームによる行動観察の結果と比較して、有効性と安全性を検証し、十分な結果が得られたことからこの治験が完了しました。

JVCケンウッド社ではこれを受け、Gazefinderの視線計測技術を応用したASD評価機器としてオーストラリア医療製品管理局(TGA)へ医療機器の承認申請を実施しました。
日豪開発による機器が、臨床現場における幼児期からのASD評価の機会の増加および効率化につながり、適切なタイミングでの療育を促進することへの期待が高まります。

詳しくは下記よりご覧いただけます。

株式会社JVCケンウッドのプレスリリース: 視線計測装置「Gazefinder」による自閉症スペクトラム症評価に関するオーストラリアでの治験が完了

本プレスに関するお問合せは下記へお願い致します。

  • 株式会社JVCケンウッド ヘルスケア事業部 TEL: 045-450-1890  
  • オーストラリア貿易投資促進庁(在日オーストラリア大使館 商務部) 坂口 | Email

 *ASD: Autism Spectrum Disorder