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デビッドソン・プラム

 

一般名 ニューサウスウェールズ・デビッドソン・プラム、クイーンズランド・デビッドソン・プラム、クイーンズランド・イッチツリー、オーレイ・スムーズ・デビッドソニア
学名  Davidsonia jerseyana – ニューサウスウェールズ (F. Muell. Ex F.M. Bailey) G. Harden & J.B. Williams
Davidsonia pruriens – クイーンズランド (F. Muell.)
Davidsonia johnsonii J.B. Williams & G. Harden
利用部位 果実、果肉
写真 

 ANFIL Davidson Plum1 ANFIL Davidson Plum2

     ■ デビッドソン・プラムの開花の様子

 ANFIL Davidson Plum3 ANFIL Davidson Plum4

  ■ 葉                      ■ 果実をつけているデビッドソン・プラム

季節性

ニューサウスウェールズ・デビッドソン・プラムは夏に生の果実が利用でき、クイーンズランド・デビッドソン・プラムは冬に熟す。冷凍果実またはフルーツピューレは一年中利用できる。 

栄養価 

エネルギー

水分

タンパク質

脂肪

炭水化物

全糖

繊維

264 kJ/100 gm

78.2 gm/100 gm

1.0 gm/100 gm

0.2 gm/100 gm

14.3 gm/100 gm

3.9 gm/100 gm

 

Na: 1-9 µg

K: 1,465.5 µg

138-208 µg

Ca: 217.35 µg

Mn: 19-30 µg

42-.96 µg

Cu 6-.9 µg

出典:Tables of Composition of Australian Aboriginal Foods(アボリジニの食品の成分表)
Janette Brand Miller, Keith W James & Patricia Maggiore Aboriginal Studies Press
Australian Institute of Aboriginal and Torres Straights Studies GPO Box 553 Canberra
ISBN 0 85575 242 4Konczak, I., Zabaras, D., Dunstan, M., Aguas, P., Roulfe, P. and Pavan, A., (2009), Health Benefits of Australian Native Foods,
An evaluation of health-enhancing
compounds
(オーストラリア原産食品の健康効果-健康増進成分の評価). Rural Industries Research and development Corporation, RIRDC Pub. No. 09/133.

デビッドソン・プラムは1876年に‘Gardeners Chronicle(ガーデナーズ・クロニクル)’に収録され、早くも1900年にはF.M. Baileyによって、その著書 “Edible fruits indigenous to Australia(オーストラリア原産の食用果実)”の中で食用果実の観賞植物として推奨されている。
利用歴  デビッドソン・プラムは1876年に‘Gardeners Chronicle(ガーデナーズ・クロニクル)’に収録され、早くも1900年にはF.M. Baileyによって、その著書 “Edible fruits indigenous to Australia(オーストラリア原産の食用果実)”の中で食用果実の観賞植物として推奨されている。

デビッドソン・プラムは初期の入植者によってジャムやソースに用いられており、現在は主にオーストラリアで市場に出ている。FSANZ NFRGはデビッドソン・プラムについて再検討を行い、この植物をオーストラリアの伝統食品とするように勧告した。
出典:Hegarty, M.P & E.E., Food Safety of Australian Plant Bushfoods(オーストラリアのブッシュフード植物の食品安全性), RIRDC Publication 01-28, Barton ACT, 2001

利用可能性品  デビッドソン・プラムはフルーツ酸が強く糖度が低いため、生の果実としては用いられない。

デビッドソン・プラムを用いた製品は、デビッドソンプラム・ヨーグルト、ジャム、ソースおよび飲料等付加価値をつけた形にして、スーパーマーケットや専門店で利用することができる。

機能性  Davidsonia jerseyanaは、ニューサウスウェールズ州ノーザンリバーズの固有種で、天然ではツイードからブランズウィック川の貯水池にわたって生育している。合計118箇所で固有種の個体群が見つかっており、天然に発生した24個の下位個体群に分類することができる。

ニューサウスウェールズ州では、野生のデビッドソン・プラムはすべて、1995年のニューサウスウェールズ州絶滅危惧種保護法(TSC Act)および1999年の国家環境保護及び生物多様性保全法(EPBC Act)で絶滅危惧種にリストアップされている。

固有種から果実を収穫する際には、ニューサウスウェールズ州国立公園・野生生物局の許可が必要である。

Davidsonia pruriensの天然の生育地はクイーンズランド州北東部である。この種は絶滅危惧種とはみなされていない。 

生育情報   デビッドソン・プラムはすべて様々なタイプの土壌で生育することができるが、最適成長するためには、豊富な有機物と十分な水分が必須である。D. Jerseyanaは天然では、シルル紀の硬砂岩、粘板岩、千枚岩および珪岩を底土とする土壌構造の良くない赤色土および黄色土で生育しているが、有機物の豊富な様々なタイプの土壌で雨量が多い場所であれば生育するだろう。

ニューサウスウェールズ州北部では、D. Jerseyanaは11月~2月にかけて着果する。新鮮な種の大部分は急速に発芽する(50~80%)。苗は条件が良ければすぐに根付き、6~8年で最高4メートルにまで成長し、3~4年以内に着果する。

稚苗は霜に弱く、日焼けを起こしやすい。

著 者:Sibylla Hess-Buschmann.
寄稿者:Rus Glover, Chris Read.