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カカドゥプラム

 

一般名 カカドゥプラム、ビリーゴートプラム、グリーンプラム、ソルティプラム、ワイルドプラム、ムルンガ、マルニビ、マンモハン、クラーリ・プラム、グビンジ(アボリジニの名前)
学名  Terminalia ferdinandiana
利用部位 完熟果実または果肉、フリーズドライ果実
写真 

ANFIL Kakadu Plum1 ANFIL Kakadu Plum2

■ カカドゥプラムの葉と果実                ■ カカドゥプラムの果実

ANFIL Kakadu Plum3 ANFIL Kakadu Plum4

■ カカドゥプラムの灌木               ■ 実を付けたカカドゥプラム 

季節性 生の果実は、地域により異なるものの1月~7月に利用可能である。
栄養価 

エネルギー

水分

タンパク質

脂肪

炭水化物

全糖

繊維

89 kJ

/100gm

76.2 gm

/100 gm

0.8 gm

/100 gm

0.5 gm

/100 gm

7.1 gm

/100 gm

Na: 10.45 µg

K: 1,901 µg

Mg: 203.8 µg

Ca: 282.5 µg

Fe: 3.99 µg

Zn: 0.2 mg

Cu: 0.3 µg

出典:Brand Miller, J., James, K.W.およびMaggiore, P. (1993) Tables of Composition of Australian Aboriginal Foods(アボリジニの食品の成分表). Canberra: Aboriginal Studies Press.
Konczak, I., Zabaras, D., Dunstan, M., Aguas, P., Roulfe, R., Pavan, A., (2009) Health Benefits of Australian Native Foods(オーストラリア原産食品の健康効果), RIRDC Pub. No. 09/133.

 

利用歴  グビンジは、アボリジニ文化において永遠夢幻時(訳者注:アボリジニの神話的概念で、今もその魂が生きているとされる神聖な祖先による万物創造の時)の贈り物と考えられている(Moodie, 2005)。グビンジは西オーストラリア州、クイーンズランド州およびノーザンテリトリーにわたる広域で生育しており、子どもたちは旬の生の果実を好んだと報告されている(Hughes, 1995; Cherikoff, 2004)。カカドゥプラムは、何千年もの間、北部オーストラリアの先住民にとって重要なブッシュフードであった。アボリジニによる伝統的な食べ方については、Brand et al. (1982a,b)、Porteus (1983)、Isaacs (1987)、Pain (1988)、 Peerzada et al (1990)、Brock (1993)、 Cherikoff (2004)、 Collins (2007)等が記述している。商業化される前の84年間にわたる現代風の使い方については、Hollingworth (1997) およびHughes (1995)が記述している。Santich (1994)は、カカドゥプラムがレストランで出されていると報告している。The Australian Guide to Healthy Eating (1998) (オーストラリアの健康な食事ガイド)では、カカドゥプラムはビタミンCや葉酸等のビタミンの宝庫として、フルーツ群に記載されている。カカドゥプラムは、より多くのオーストラリア人によって歴史的に消費されてきたことから、FSANZによりオーストラリアの伝統食品とみなされており(FSANZ, 2009)、コーデックス規格のリストに記載されている。果実は1997年以前にEUに輸出されている (Cherikoff, 2008)。
利用可能性品  グビンジは、アボリジニ文化において永遠夢幻時(訳者注:アボリジニの神話的概念で、今もその魂が生きているとされる神聖な祖先による万物創造の時)の贈り物と考えられている(Moodie, 2005)。グビンジは西オーストラリア州、クイーンズランド州およびノーザンテリトリーにわたる広域で生育しており、子どもたちは旬の生の果実を好んだと報告されている(Hughes, 1995; Cherikoff, 2004)。カカドゥプラムは、何千年もの間、北部オーストラリアの先住民にとって重要なブッシュフードであった。アボリジニによる伝統的な食べ方については、Brand et al. (1982a,b)、Porteus (1983)、Isaacs (1987)、Pain (1988)、 Peerzada et al (1990)、Brock (1993)、 Cherikoff (2004)、 Collins (2007)等が記述している。商業化される前の84年間にわたる現代風の使い方については、Hollingworth (1997) およびHughes (1995)が記述している。Santich (1994)は、カカドゥプラムがレストランで出されていると報告している。The Australian Guide to Healthy Eating (1998) (オーストラリアの健康な食事ガイド)では、カカドゥプラムはビタミンCや葉酸等のビタミンの宝庫として、フルーツ群に記載されている。カカドゥプラムは、より多くのオーストラリア人によって歴史的に消費されてきたことから、FSANZによりオーストラリアの伝統食品とみなされており(FSANZ, 2009)、コーデックス規格のリストに記載されている。果実は1997年以前にEUに輸出されている (Cherikoff, 2008)。
機能性  カカドゥプラムは、果実にオレンジに含まれるビタミンCの100倍に当たる、世界最高の7,000 mg/100g DW もの天然ビタミンCが含まれていることが分かって以来、世界的に認識されるようになった。
ブルーベリーの抗酸化TEAC値39.45 Trolox equivalents/g perと比べ、カカドゥプラムは204.8 Trolox equivalents/gの値を示す。
カカドゥプラムは強力な脂溶性抗酸化物質であるビタミンEを6.1 mg/100g DW含んでおり、これは1日当たりの推奨摂取量の50%を占める。ルテイン含有量(1.52 +/- 0.09 mg/100g DW)は、アボカド(0.615-1.05 mg/100g DW)より多いことがわかっており、目の健康とって大切な、健康増進作用を持つカロチノイドの主要供給源であるとみなされている。さらに、カリウム/ナトリウム比が大きいことがわかっており、高血圧を下げる食品になっていくかもしれない。カカドゥプラムは優れた酸素ラジカル吸収能(ORAC-T)を示し、ブルーベリーの5.7倍に相当する。総酸素ラジカル吸収能の73.5%は親水性画分で、26.5%は親油性画分である。ほとんどの果実は親水性の抗酸化物質だけを含んでいるため、体内に蓄積することはない。一方、親油性の抗酸化物質は化合物のバイオアベイラビリティを増加させ、酸化ストレスをより包括的に防ぐことができる。
FRAP(鉄還元/抗酸化力)分析では、カカドゥプラムは、ブルーベリーの10.5倍に当たる極めて高い総還元力を示している。
商業用に利用できる12種のオーストラリア原産食品を測定した結果、カカドゥプラムが最も多くのフェノール成分を含んでおり、ブルーベリーの4.7倍であることが分かった。
カカドゥプラムに含まれている葉酸は110.0 µg/100g DWであった(ブルーベリーは39.6 µg/100g DW)。
Konczak, I., Zabaras, D., Dunstan, M., Aguas, P., Roulfe, R., Pavan, A., (2009) Health Benefits of Australian Native Foods(オーストラリア原産食品の健康効果), RIRDC Pub. No. 09/133.
 説明 4~10メートルの高さの小型~中型の木。幹は薄片状で細かく碁盤目になった、ざらざらしたクリームグレー色の樹皮に覆われている。葉はらせん状につき、末端枝に向かって密集する。果実は黄色~緑色で鉤状に曲がっており、種が1つある。
生育情報 

カカドゥプラムは、現在、野生で収穫されている。商業用のプランテーションは現在研究中である。

著者: Sibylla Hess-Buschmann.
寄稿者: Rus Glover, Quentin Blades